小西  輝昭こにし  てるあき

学士（理学）： 立教大学  2001年

修士（理学）： 立教大学  2003年

博士（理学）： 立教大学  2006年

担当科目

大学院 ： 量子科学技術論2、量子生命科学技術特論

研究内容

細胞は生命の基本単位です。この細胞は様々な環境ストレスを受けつつも、巧妙な防御システムを駆使して、修復、適応し、生存します。特に、放射線の物理化学的な作用過程は極短時間であるにも関わらず、その生物学的な影響は次の世代に及ぶことがあります。放射線に対する細胞の「生存戦略」を先端量子科学技術であるマイクロビームや重粒子イオン照射場を最大限活用し、単一細胞レベルでの放射線誘発細胞内・細胞集団的防御応答の解析による解明を目指しています。つまり、照射も、解析も、単一細胞レベルを解析するSingle Cell “Rad” Biologyです。

学生へのメッセージ

放射線生物物理学は、あらゆる量子科学技術を活用して、放射線照射された細胞の活動を見る学問です。「細胞の活動を見る」ためには、様々な技術・分野との連携が必要になります。また、既存の手法がなければ、開発することになります。このような視点を皆さんと共有できればと思っています。