山田怜央院生の論文が学術誌"Radiation Measurements"に掲載されました
Last Update 2025.12.12
山田怜央院生の論文” Enhanced bulk-etch-rate of gamma irradiated PADC detector expressed by the radiation chemical yield of hydroxyl group(ガンマ線照射したPADC検出器のバルクエッチング速度はヒドロキシル基の放射線化学収率によって記述される)"が学術誌"Radiation Measurements"に掲載されました。PADCはメガネレンズ用に開発されたプラスチックですが、国際宇宙ステーションでの宇宙線被曝管理にも使われている放射線検出器として活躍しています。本研究は陽子線(水素の原子核)とガンマ線(高エネルギー電磁波)がPADCにもたらす効果の違いを分子レベルで解明したものです。より高い性能のプラスチック開発にも有用な結果を記述しています。オープンアクセスです。
https://doi.org/10.1016/j.radmeas.2025.107584
最終著者の山内教授によると、「国際的にも注目される内容であり、優れた学位論文にもなる。博士課程に進学できないのが残念である」、とのことです。